こんにちは。どど(@dodoedoeten)です。本日1月11日は『鏡開き』ですね!
スーパーなどで簡単に買える鏡餅は、表面がプラスチックでできていますよね。その中に切り餅が入っています。
しかし、江戸期はこんな風に『叩いて』『引っ掻いて』『手で割る』などの力仕事でした。しかも『刃物で切る』のは縁起が悪いってんで、一筋縄には食べられない^▽^;
あと割って食べるのだから一定の形(丸や四角)などにはならず不揃いなハズ…そこはいいのかな?気にしないのかな?餅はどうせ柔らかくなっちゃうからまぁいいか。
石臼みたいな『鏡餅』
目次
こちらは、四代目歌川広重が江戸のことを記録した『江戸府内 絵本風俗往来』に描いた鏡餅です。
どうですか?左下の鏡餅、どっしりとしてませんか?
この鏡餅は上野の徳川家霊廟に供える御鏡餅だそうで、『まるで石の引き臼のようだ』と書いてあります。とにかく数も多い。しかし見た目とは裏腹に、大作りな餅かと思いきや、風味も比べるものがない程良いんだそうな。
鏡餅デッサンと平賀源内
平賀源内の『鏡餅』話はご存知でしょうか?
源内が秋田藩の小田野直武(『解体新書』の挿絵を描いた人)に、『真上から見た鏡餅を描いてごらん』と言って、直武が閉口したエピソードです。
真上から見た鏡餅を『立体的な鏡餅』にすると…
こんな感じですね。
皆さんは、どんな鏡餅の思い出がありますか?それではまた^^