こんにちは!
日本全国各地で桜の開花が発表されていますね。コロナ禍でなかなかお花見に行くのは気が引けますが、江戸の花見で少しお楽しみいただけたらと思います。
こちらの絵は『江戸名所図会』(国立国会図書館デジタルコレクションより)の『隅田川堤春景』です。
隅田川に桜を植えた始まりはいくつか説があるのですが、八代将軍徳川吉宗が享保2年(1717年)に隅田堤に100本の桜樹を植えさせ、花見客がたくさんくることにより、堤が踏み固められるといった話があります。隅田川に堤が築かれたのは、洪水から地域を守るためでした。
現在は、隅田川の両岸合わせて1000本近い桜の木がうわっているそうです。
こちらは絵の右端ですが、お花見の準備をするのでしょうか?煙管をうわえた男性が荷物を解いていますね。こういった江戸の人の動作を垣間見れて楽しいです。