実際に外国で展示をすると…
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基本、ブースでのやりとりは英語です。知り合いが『フランス人は英語絶対しゃべらない』と言っていたのですが、そんなことなかったですね。日本人より英語喋ってくれます。『絶対フランス語!』の圧はないので、そこは気にしなくていいと思います。
しかし出展した私と友人は、ほぼ英語話せず(とりあえず、いく前にNHKラジオの英語講座をめっちゃやり)微妙なコミュニケーションをとっていたのですが、何度かJapan Expoに出展している日本の方は、なんと日本語とフランス語が話せるフランス人を現地で雇い(学生とか)通訳してもらってました。それって海外出展の際、めちゃめちゃスムーズですよね。
もちろん何度か出展して現地の人とコネクションを作り、通訳してくれるまでに至ったと思います。でも今だったらSNSを通じてアクションできそうです。ちなみに私たちもその方々の協力を得て、日本語の自己紹介をフランス語に訳してもらいました。ありがとうございました!
そして壁に貼る。
これで効果があったかはわかりませんが、多少、お客さんが足を止めて読んでくれました。
出展の感覚として、日本で出展するときと対して変わらないかなと思いました。
お客さんが立ち寄る⇒観る/ちょっと説明する⇒グッズ気に入る⇒買う
といった感じです。ね?同じでしょ?
ただ、英語がもどかしい!!という反省はありました。そして、他にもかなり気をつけないといけないのが、『釣り銭』や『スマートフォン』から目を離さない。身につける。を徹底した方がいいです。ちょっとパリでひどい目にあったので、また描きたいと思います。
JapanExpoに出展してみて
わたしは江戸イラストを描いているので、『外国人ウケがいいんじゃないの?』なんて言われることが多いのですが、実際パリの人々の反応はそうでもなかったです。肌感覚で申し訳ないのですが
日本人⇒細かい絵が好き(ex 人がいっぱいいる『ウォーリーをさがせ!』など)
フランス人(orヨーロッパ系)⇒ダイナミックでサイズの大きな絵が好き
だと思いました。
ヨーロッパの美術館に行くと、それこそ美術館自体が美術品で、さらにその中にサイズの大きい美しい絵が展示されている場合が多いです。対して、日本の美術館の多くはいろんな展示にあうように、美術館内部(会場内)は個性を抑えてます。絵画サイズもとびきり大きな作品はそんなにないように思います。ここらへんは無意識ながら、それぞれの国の人間の好みに合わせているのでは?と感じました。
ということで、私のような絵はヨーロッパ系の人々にはウケがそれほど良くないなと、まとまりました。実をいうと、会場で会ったアジア系外国人のお客さんにはウケがよかったんですよね。
つまり、私が描いている絵はアジア系の人が好む絵だったんだ!と、この展示を通してわかりました。(これは傾向を分析したものなので、100%ヨーロッパ系の人にウケが悪いとか、100%アジア系の人にウケが良いと言ってるわけではありません)
Japan Expoまとめ
①とにかくコスプレが多いお祭り
②高いものは買われない(原画など。せいぜい60ユーロくらい?)
③オタクが多いので、何かキャラクターだったら反応がよかったと思う。(←2次創作は確かダメです。)
という感じですので、ギャラリーの人が人材を探してるという雰囲気はなかったですね。もしかしたらマンガ関係のフランス人が人材を探してるということはあるかもしれません。出展するならマンガ系の方が反応はいい気がします。といっても私がJapan Expoに出展したのは2012年ですので、あくまで参考程度にしてくださいね。この年は、きゃりーぱみゅぱみゅちゃんなどもいらして、すごく盛り上がっていましたよ^^
海外展示に興味ある方、いかがだったでしょうか?気になる方はチェックしてみてください^^
昨今はテロなど怖い事件もあり、私自身もこの2012年から全然渡航してないのですが、『海外展示』という私が体験した情報をシェアさせていただきました。