【マンガ】『若旦那はおぼっちゃん』〜外国人の名前が由来の按針町(あんじんちょう)を紹介〜

【今週の若旦那】按針町(あんじんちょう)

 

日本橋にあったちょっと変わった名前『按針町(あんじんちょう)』についての紹介です^^

『按針町』の按針は外国人の名前が由来!

ウィリアム・アダムス→三浦按針(みうらあんじん)イギリスの航海士。
極東を目指して、オランダから5隻の船団で出発。ところが航海の途中で船をスペインやポルトガルに拿捕(だほ)され、引き返したり、沈没したり、病気で亡くなったりと散々な目に遭いました。

 

そしてとうとう、ウィリアム・アダムスが乗っている船だけが大分県になんとか漂着。漫画では、2人の外国人が『浜辺にひっくり返った状態』の絵にしましたが、実際は、日本人の小舟で陸にあがったようです。

 

そんな死ぬ思いで日本までやってきた彼らですが、到着したからと言って、当時の日本人がウェルカムに迎えてくれる保証はありません。(むしろウェルカムじゃない方が自然でしょう)そこが当時の外国へ行く人の凄さと言いますか…だって殺される可能性だってあるわけですよ。

 

しかもウィリアム・アダムスたちが漂着したのは、関ヶ原の戦い半年前。まだ家康が幕府を開く前で、誰が権力者になるかわからないし気が気でなかったと想像します。その後、家康に気に入られ、武士の地位や土地、屋敷を与えられ、外交顧問や造船など多方面で家康に貢献したようです。

 

現在の『按針町』 碑がひっそり建ち過ぎ…;

『按針町』と呼ばれていたのは昭和初期までで、現在の住所は『日本橋室町一丁目』となっております。
当時を偲ぶ碑が建っているのですが、本当にひっそりと建っているので、ひっそりすぎて通り過ぎそうになるほどです。

場所:中央区日本橋室町1丁目10−9『三浦按針旧居跡』

 

一緒に漂着したヤン・ヨーステンは八重洲の語源

漫画の最後で紹介したヤン・ヨーステン。
彼はウィリアム・アダムスと同じに船に乗っており、命からがら日本に漂着した一人です。

 

ウィリアム・アダムスが住んでいた日本橋とほど近い、八重洲。東京駅ですね。八重洲口ってありますけども。ヤン・ヨーステンが住んでいたことに由来する地名なんですね。八重洲地下街で見つけたヤン・ヨーステン記念像。

 

他にもいくつか所縁の像があるみたいなので見つけてみてください^^
『東京駅周辺を大調査!八重洲の由来「ヤン・ヨーステン」を探せ!!』こちらのサイトが見つける参考になります(゚ω゚)ノ


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