国安画、江戸の行事『五節句供稚童話講釈』より迎え火

お盆ですね。今年は親戚の家にもお墓参りにもいけない人が多いですよね、、、さらに暑さも加わって大変な夏になりました。

 

こちらの絵は『五節句供稚童話講釈』という絵草紙作品です。いろいろな行事が描かれていまして、作者が山東京山、絵が歌川国芳/歌川国安という豪華なメンバーとなっております。

追伸:こちらの『五節句供稚童話講釈』は、初編1,2,3,4,と後編1,2,3,4に分かれておりまして、歌川国芳は初編1,2を担当。その他は、歌川国安という別の絵描きが担当しておりました。お詫び申し上げます。

 

この絵はもちろんお盆の『迎え火』のシーン。しかしながら、江戸のお盆は7月なので、右側のいろんな文章は7月行事のことが書いてあります。7月お盆に関しては、こちらも併せて是非お読みください→【盂蘭盆会】7月は江戸のお盆!ご先祖様をお迎えしよう!

 

自分としてはこの絵の真ん中あたりに、比較的若い霊がいることにびっくりしました。↓拡大図

 

より『五節句供稚童話講釈』をご覧になりたい方は、こちらの『国立国会図書館デジタルコレクション』をクリックしてください。


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