【ルーベンス展-バロックの誕生】この秋、フランダースの犬で有名なルーベンスの展示が上野で開催される!

ちょっと先ですが、2018年10月16日(火)〜2019年1月20日(日)まで、上野の国立西洋美術館で『ルーベンス展ーバロックの誕生』が開催されます。

以前紹介した『ルーヴル美術館展 肖像芸術ーー人は人をどう表現したか』もそうですが、こうした外国のトップクラスの画家の作品が来日することに喜びを感じます^^

 

 

ルーベンスとは?

ルーベンスは、現在のベルギー生まれ。17世紀を代表する画家。
日本では『フランダースの犬』の主人公・ネロが最後に見たがった、聖母大聖堂にあるキリストの絵の制作画家で有名です。ヨーロッパでは『王の画家にして画家の王』と呼ばれた

 

 

101人の画家 “生きていることが101倍楽しくなる”

ところで今は巨匠と知られている画家でも、生きているときは全くダメだった(有名にならなかった)人が多かったのはご存知でしょうか?こちらの本は、101人の画家の人生を見開き漫画で紹介し、『生きていることが101倍楽しくなる』とあるように、結構勇気をもらえます。

 

この本にはもちろん、ルーベンスのことも紹介してあります。
ルーベンスはなんと、画家の中でも超恵まれていて生きているうちから(←ここ他の巨匠は悲しい)有名。さらに100人もの弟子を抱え、イタリア/オーストリア/フランス/スペイン/イギリスなどの宮殿で仕事をする。なんという売れっ子…。

 

ルーベンスが49歳の時、奥さんが先に亡くなりますが、その4年後には奥さんの姪っ子16歳と再婚など、仕事も結婚も充実という…。すごいですね、ルーベンス!

 

 

ルーベンスと正反対。フェルメールについては…

『真珠の耳飾りの少女』で有名なフェルメール。日本人にも人気の画家です。しかし彼が見出されたのはフェルメールの死後200年…。生前から人気のあったルーベンスと正反対。
この本によるとどうも当時のオランダは画家が多く、フェルメールはあぶれていたらしいです。しかも14人も子どもがいて貧乏。43歳で生涯を閉じます。生前画家としては恵まれなかったけど、死後こんなに有名に。やはり天才は誰かが見つけてくれなきゃなのかな?と感じます。


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