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浅草の喫茶店『アンヂェラス』と建物の老朽化をかんがえる

先日、ビックリするニュースが流れてきた。
浅草の喫茶店『アンヂェラス』が老朽化のため3月17日18時をもって閉店するとのこと…。

 

私も一度だけ行ったことがあります。とてもレトロで雰囲気の良いお店です。それもそのはず、開業は昭和21年。かの手塚治虫や池波正太郎なども通った歴史あるお店。

 

お店のサイトのこの言葉が良いですね。

アンヂェラス」のモットーは「シンプル・イズ・ベスト」。 いつ来ても懐かしく、変わらないこの空間を保ち、今では若い世代の方にとっても新鮮で貴重な空間へとなりつつあります。今後もこの昔ながらの雰囲気をみなさまに伝えてゆければ幸いです。

「アンヂェラス」サイトより

是非サイトをご覧ください。店内が見られます。ここを閉めてしまうなんて本当に残念です。

 

■店の保存は?

ところで閉店するにあたって、すごく気がかりなことは店自体どうするのかな?ということです。歴史的な場所なので、できれば都か区が保存に乗り出してほしいところです。

 

なぜそう思うかというと、最近ショックだった事があったからです。JR山手線『駒込駅』近くに『亀の湯』という銭湯がありました。ところが、昨年秋ころに前を通ったらいつの間にか、駐車場になっていたのです!

 

左が銭湯があった当時。右が銭湯を取り壊した現在。

 

駐車場になったと知ったときは、腰が抜けそうになりました。ここの銭湯だけでなく、ここの通りは結構むかしのお店が無くなって、代わりにマンションが建つという昨今です。駒込だけじゃないですけど、都内マンション建設すごいんですよね、、、なんか少子化って言ってどんどん人口が減るのに、そんなに建てて大丈夫でしょうか。。。

 

銭湯が代わりに、駐車場になってしまったのはかなりショックでした。でも以前、銭湯だったけど現在はギャラリーになったところをご存知でしょうか?

 

東京都台東区谷中に『スカイザバスハウス』というギャラリーがあります。外観はこんな感じ。

200年の歴史を持った銭湯だそうで、見事にギャラリーに変化しました。もう1993年から創設されているという!かなり前からの取り組みなのですね。

老朽化による建物取り壊しはよく耳にします。ですが、街の景観や歴史を伝えるのも大切なことだと思います。公の機関が、自分の街をどうするか?など街の価値を再考し、耐震化など補助してなんとか保護できるものはしてほしいと思う今日この頃です。