時代劇を観ていて、本筋とは別のところで『あっ!これ面白い』という場面に遭遇する。
2004年映画『隠し剣 鬼の爪』では、江戸からきた洋服を着た先生が、エゲレス式(イギリス)の走り方を伝授しているシーンが面白かった。
エゲレス式の走り方とは、腕を振って足をあげて走る。つまり普段我々が知っている『走り』である。
しかし当時の人は、そんな走り方を知らないので教える方は一苦労。そんなやりとりが面白い。
↑これが映画でも紹介されていたサムライ走りである。これが当時の『走り』である。
なかなか効率的じゃない。でも言われてみれば時代劇の走り方は、こんなふうである。腕を振って走ってる侍にお目にかかることはほとんどないだろう。
映画ではエゲレス式の走りとサムライ式の走りでお互い競争するシーンもあるので必見。