江戸とアート発信ブログ

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こんな運命に遭遇したらどうするか?!「山椒大夫」と「近松物語」を観たよ

   

映画「山椒大夫」を観ました〜^^

こちらは、説話をもとにした森鴎外の小説です。監督は溝口健二さん。

 

もともと身分のあった母子が、都へ行く途中で人買いに騙され(凄く親切な人が人買いだったという…)売られた兄妹は、山椒大夫の元、奴隷的に働かせられる。脱走を企てると暴力もあるというすごい環境の中で…。


人間最初は抵抗していても、だんだん抗えないとわかると、身も心も嫌だったものへ味方するという、、、辛い物語なのですが、後半は兄妹が奮起して自分たちの運命を変え、切り開いていく姿に希望がありました。

 

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続けて映画「近松物語」を紹介します。同じく監督は溝口健二さん。

京都の大店で働く手代と、大店の妻の物語です。

妻の兄が、道楽で借金をしてしまい嫁ぎ先の店までお金の無心にくる。
その借金のかたを、手代の茂兵衛に相談。茂兵衛は秘密でそのお金のやりくりをつけたが、運悪く見つかってしまう。誤解が誤解を招き、妻と手代は不義密通の容疑をかけられ2人で逃げ出すがー。

 

この物語の怖いところは、誤解がとんでもない方へ話がいってしまい、無実なのに容疑をかけられ逃走するー 嘘がいつしか真になってしまう。。。怖い。。。

 

あと、妻は手代と不義密通だと騒がれるが、夫の方も実は別の女性を囲おうとしたのに、そちらは全然世間的にお咎めがないという、、、

この2本の映画は、自分の意思とは関係なく放り込まれた運命や、濡れ衣を着せられた場合の時ことを考えさせられる映画でした。時代を超えて訴えてくるな〜…。

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