江戸とアート発信ブログ

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江戸期の実話!漂流してロシアまで行った日本人の映画

      2017/01/04

いつもブログをお読みくださり、ありがとうございます。どどです^^

前回、最近観た時代劇について書きました。途中でしたので続きを書きたいと思います。

おろしや国粋無譚(おろしやこくすいむたん)は、1992年の映画。井上靖原作小説。
この物語は、江戸期の実話を元に作られまして、私が度々紹介している「風雲児たち」にもそのエピソードが載っています。これを読んだ時にはもう衝撃を受けました。

あらすじは、大黒屋光太夫という伊勢の漁師さんが主人公で、嵐の日に仲間と漂流しちゃうんです。
約7か月(!)海での漂流後、アリューシャン列島のアムチトカ島にたどり着きます。そこにいたロシア人たちと交流し、生きるのに大変な苦労をします。後、ロシア帝国に渡り、サンクトペテルブルクで女帝のエカチェリーナ2世に帰国を願いで、漂流から約9年後に日本に帰国しました。

 

↑というのが、概要ですが、これを「風雲児たち」で読んだ時には、もうびっくりこきまして…。
「漂流した」と言葉では書けますが、海の上で約7か月って…もう考えられないような苦労なわけです。仲間も亡くなるし…。
そしてやっと見つけた陸は、どこだかわからない場所で、おまけに初めて外国人(ロシア人など)に遭遇し、言葉もわからないところからの再スタートが始まる…←でもまだ全然物語の序盤。これからもっと大変な苦労が起こるのです;;;;;

 

大黒屋光太夫たちがいた辺の伊勢


流れついたアリューシャン列島のアムチトカ島

やばい…googleマップでもわかるように、とんでもない所まで漂流したんだなぁ…でもまだここからたくさんの試練が始まるなんて…

 

先に「風雲児たち」の漫画を読んだせいか、このおろしや国酔夢譚映画が短く感じ(上映123分)初めて異世界に触れる驚きとか、苦労しているシーンの重みをもうちょっと欲しいと感じました。(ところどころ、とんでもなく重いシーンがあります)主人公役の緒形拳さんはすごく良かったです!リーダー大黒屋光太夫は、緒形拳さんしかおらんッ!です。

 

この映画を見てから、ふと「平和に暮らしてた主人公たちが、突然のアクシデントに遭遇し、外圧によって自分の意図しない所に連れて行かれ、その場その場で仲間と苦労する……?こういう映画、どこかで観たことある!!!」と思ったんです…

 

思い出した…これや…

とか、同じくこれも…

ロード・オブ・ザ・リング3部作/ホビット3部作は、J・R・R・トールキンの小説を映画化(ピーター・ジャクソン監督)したもので、どちらも、平和なホビット庄に住んでたホビットが、外圧によって命がけの冒険に行きます。ホビット庄から出たら世界は大きく広がっており、多くの種族に会い、初めての体験を次々にして行くのです。

 

1作が3時間もある(それが3部作)作品で、長いのですが壮大な旅をするには、これほどの尺がないとダメで。3部作見終わった後には喪失感を与えられてしまうほどです。「旅おわっちゃった……;;;;;;」みたいな。

 

もし、大黒屋光太夫たちの映画がリメイクされるなら、↑シリーズのピーター・ジャクソン監督に、超壮大に作ってもらいたいです〜^^

 

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