江戸とアート発信ブログ

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時代劇の時代考証の苦労話

      2016/12/31

こんにちは。いつもブログをお読みくださりありがとうございます。どどです^^

前回の記事で、子どもの頃から時代劇を観ていたと書きました。ある時、時代劇の美術制作している方のお話しを聴く機会がありました。その時のことです。

視聴者はめちゃチェックしてる!

 


え〜と確か「水色の着物」といった単純な色ではなかったと思うのですが、この時代に無かったのか、着物を着ている人物の藩にこの染料がなかったのか、忘れてしまいましたがそういった指摘があり、結果本当にその色は無いのだが、人物のキャラクターから想像して似合う着物を着せたそうです。

 

頭の上からつま先まで、家屋から居酒屋まで

↑3コマ目で描いた「こたつ」と「ふとん」の江戸時代考証あるあるです。

他には「丸テーブルに皆で座ってご飯を食べてる」のも違います。それぞれの膳で食べます。居酒屋/飲食店なども現在みたいにテーブルと椅子はなく、盆などに乗せ、畳の上や長めの腰掛(床机:しょうぎ)に座って食べたり飲んだりします。←これくらいのことでしたら、まだ改善できそうですが、着物の形や色、髪型(髷)も時代や身分によって違いますし、江戸期は約260年もあるので同じ時代でも違いがでてきますよね。


一つ一つ突き詰めれば映像化は結構大変なことです。むむ〜。

 

新選組のまだわからないこと

しかしまだわかっていないことも多く、びっくりしたのが「新選組ダンダラの羽織」これが、どのくらいの角度なのか、青の色味など、はっきりした資料は残ってないそうです。なので制作のやりとりの中で決めていくそうです。


確かに美術さんからしてみれば、角度やギザギザの数、色味などを知らなければ制作できません。ここで時代考証などの問題にもぶつかり、映像化の裏には本当に並々ならぬ苦労があるのだなと痛いくらい感じました。

しかし制作側も視聴側もかなり神経を使いすぎている気がします。制作側として神経使うのは当たり前かもしれません。細かいところまで気を配るのはとても重要なことです。けどもうちょっとお互いが疲弊しないで観られる案はないかね?と考えるこのごろです。

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