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家族で借金返済作戦!「武士の家計簿」を観たよ

      2017/01/11

本日紹介する時代劇は、2010年「武士の家計簿」です。

こちらは、2003年に発刊された『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』を原作としています。

ストーリー

主人公は、猪山直之。加賀藩の御算用者。
御算用者とは「会計処理」の役人。

猪山家の借金返済に、家族を巻き込んで奔走し、加賀藩の政治争い、幕末の動乱に巻き込まれていく姿がかかれる。

主人公の家の借金返済計画は、徹底してまして、母親の好きな「友禅(着物)」を始め、家の隅から隅まで売れる物を集めるというもの。

 

売った後は、家の中がガラガラになり、映画冒頭の家の中とは全く異なるので、そこにも注目してください。
現代でも手軽にお金を得る方法に、「物を売る」がありますよね。
ネットだと、メリカリあたりが有名。

 

まぁ、物って捨てられないですよね〜;;
「いつか着るから!」とか「◯◯さんから頂戴した物だから!」と、映画の中でも葛藤してまして…。
ましてや武士ですよ。家の物を売らなきゃ借金返済できないなんて、恥ずかしいわけです。

 

例えば、家来の数もそうですね。
身分によって家来の数も変わってきますが、出かける際にはお供させるし、給金を払ったり養わなきゃならないわけです。
大変ですよこれは。身分が低いと貧乏だし、出世して身分が高くなっても体裁を保つ為にお金を使い…。
こりゃボンビーになりますよ…


「武士の4大出費」(「歴史人」大江戸武士の暮らし図鑑より)

 

①人件費
家禄が多いものほど家臣や身の周りの世話をする下男下女への給料がかさんだ。


②寺代
檀家として自分の菩提寺の修繕費などのために多くの寄付を負担していた。


③衣装代
冠婚葬祭の衣装は恥ずかしいものは着られない。家族分を揃えるのも大変。


④披露代
子供の元服や婚礼など、多くの人を招くイベントは、食事代・接待費もかかった。

 

主人公パパのスパルタ教育!

主人公の息子も、御算用の家に生まれてきたので、すごいスパルタ教育を受けます。
家の家計簿を幼いながらつけさせられたり、勘定が合わないと、何故合わないか問いただされたり、拾った銭を夜中に戻させに行かせたり…;;;;

 

平成時代じゃ考えられん……;

 

特に、夜中に一人で提灯を持って、解けない鶴亀算を考えている姿↓はもう「涙;;」です。


 

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