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1巻完結で読みやすい池波小説を紹介!

      2016/08/10


本日は、池波正太郎小説「闇は知っている」「まんぞく まんぞく」の2冊を紹介したいと思います!

 

闇は知っている


あらすじ

赤ん坊の頃、お寺に捨てられた主人公・隆心(僧侶)

和尚に大切に育てられ、十七歳になったが、僧侶でいることがつまらない。外の世界に行ってみたいが、それも叶わない日々だった。

しかし、後家のお吉の誘惑に遭い、没落。
お吉にも踏みにじられ手をかけてしまう。
育ったお寺や故郷からも逃げ、逃亡生活を送ることになり…

この小説面白かったですね。1日ほどで読めてしまいました。

 

人を説教する立場の僧侶であったはずの主人公が、どんどん悪の道に走ってしまう姿。
「まだ十七歳なのに!!;;」と、悲しくなってしまいます。
そんな荒みきった主人公の前に現れた、ある人物を見、運命は思わぬ方向に行く。

 

これ、5話くらいのTVドラマか、映画にできそうなストーリーなんですよね。
推理もあり、人間同士の腹の探り合いもあり、絶妙な人間心理を表現できたら、本当に面白い映像になると思います。変なCG使わないでね;;
ラストシーンも強烈なので、上手く映像表現できたら、黒澤明映画「用心棒」のラスト斬り合いシーンと同じレベルの衝撃が観られるのでは?!(言い過ぎか?!笑)妄想ばかり膨らむ…;

 

まんぞく まんぞく


あらすじ

こちらは、十六歳の女の子が主人公・堀真琴。七千石の大身旗本の姪で、お嬢様。

しかし、真昼間に浪人二人組に手込めにされそうになる。一緒にいた家来も殺された。
それがきっかけで真琴は、敵討ちを心に決め、武芸に励むことになった。

それから九年の時が過ぎ、真琴は一流の剣術使いとなった。
しかし敵討ちの相手は江戸から出てしまい、容易に見つからず…


女の子が主人公です!しかも剣士でかっこいい。

剣士になった原因は悲しい出来事からだが、めきめきと腕を上げ、その辺の武士じゃ勝てないほど強くなる。颯爽。


強くなったからか、傲慢なところがあり、周囲も手を焼く。応援したいけど、性格が悪い部分がある主人公。

しかし、そこをバシッとキツい言葉で返答する者が現れ、わなわなと怒りに震えるが、そこから人間性が変化してくる。

 

たった一人が放った一言が、人生の分かれ道、切り返しにつながり「そういえば、他人の一言で自分が変化したことってあるよな」と思い出します。良い時と悪い時がありますが^^;

 

本日紹介したこの2冊は、若者が悩み苦しみ泥沼にはまったり、ハラハラです。
1巻完結なので読みやすいです!是非。

 

 

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