江戸とアート発信ブログ

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デッサン初心者向け源内の蘭画講座は現代にも響く!

      2017/01/04

 


以前「初心者向け デッサン眼の養い方」を書きました。

 

そういえば江戸歴史漫画「風雲児たち」で、平賀源内が蘭画を秋田藩主・佐武義敦(さたけよしあつ)と小野田武助(おのだぶすけ)に教えた時、「上から見た鏡餅(お供え餅)を描いてご覧」という話が描かれていたことを思い出しました。

 

上から見た鏡餅を「◎」みたいにしか描けず、漫画では苦しんでいたんですね。そこで源内が

 

さよう日本画は線で描く
蘭画は面でとらえてゆきます


と、漫画の台詞で答えているんですね。さらに

 

蘭画は球の表面すべてを描こうと試みるのでござる

と言ってて、↑もうここにデッサンの上達極意があるというか…;;(江戸時代にこれがわかるって源内は凄い!)

 

輪郭線を引いているうちは、モチーフ面を捉えようと試みてないので、立体的にならないのです。

 

以前も出しましたがこの絵↓
hikaku2左の絵の方が立体的なのは、(源内の台詞を借りれば)顔の表面すべてをとらえようと試みているのでござる!

 

右の絵ですと、例えば目から鼻まで何の凹凸もありませんが、実際の顔はおでこの張り/目のくぼみ/鼻の高さ/ほっぺたの膨らみ/頬骨/上唇下唇の凹凸/顎の出っ張り
などがあり、それらを西洋画では表現しようと試みるのです。

 

つまり線ではなく、面で捉えようとしているのです。面で捉えることにより、立体感が出てくるのです。

では面とはなんぞや?次回に続きます^^

ちなみに「陰」を描くと、すぐ鏡餅っぽくなりますよ。


 

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