江戸とアート発信ブログ

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初心者向け デッサン眼の養い方

      2017/01/11

デッサンの上達方法は、基本描きまくることなんです。が、描きまくる前にデッサン用の眼の養い方をレクチャーしたいと思います。

デッサンにおいて重要な「日本人の物を捉える眼/西洋人の物を捉える眼」の違い

日本人の物を捉える眼/欧米人の物を捉える眼の違いというのは、
①日本人→物を輪郭(りんかく)で捉える
②欧米人→物を立体的に捉える

 

という違いがあります。
具体的に見ていきましょう。

この2つのを比べてください。
右が日本人的捉え方。左が西洋的捉え方です。



違いは、左は輪郭線で絵を描いて無い。 右は輪郭線で描いている。です。最初のうちは『?』かもしれませんが、

日本人は、右の絵のように物を輪郭で捉える人が多いのです。(中には西洋的な眼を持っている日本人もいますが、多くがこの輪郭型だと思います)

 

左の絵は、ほとんど輪郭線はありません。一見、輪郭線に見えますが、輪郭ではなくになっているのです。

 

よくよく考えてみると、現実の物は輪郭線で構成されてませんよね?西洋の捉え方がより現実に近い描き方になります。


デッサンにおいてはここが重要なのです。
ものすごく端的に言うと、デッサンで輪郭をなぞり描きすると立体感が無くなってしまうのです。とりあえず、覚えてください。デッサンで輪郭線を描くと立体感が無くなる!と。

 

つまり、デッサンでは、日本人的捉え方をしているうちは、上達が難しいです。西洋的な眼を養うことが不可欠になるのです。(日常生活で絵を描いたりしない人は、全然日本人的捉え方の眼でOKです)

 

デッサンは2次元(平面)に3次元(立体)の世界を表現する。…というある意味で矛盾的なことをするわけです。デッサン初心者の人は、目の前のモチーフに似させようと必死になりますが、さらに平面の世界で(紙)立体感を要求されます。そこで西洋的捉え方の眼が必要になってきます。

 

ではどうすれば、西洋人的捉え方の眼になるでしょう?

物の「手前と奥」を常に意識しよう

これが「デッサン眼の養い方」です。「手前と奥」を常に意識する生活をしましょう。

 

何故これをやるかと言いますと、輪郭線で物を捉えている日本人は、「手前と奥」をほとんど考えません。物を立体的に捉えるにはこの「手前と奥」の意識がかなり重要になってきます。

 

例:コップのふちの「手前(飲み口)と奥(飲み口と反対側)」
机の「手前と奥」
顔→鼻は眼や口よりも手前にある。耳はそれよりもっと奥にある。

 

 

↑こういった事を考えながら過ごしてみましょう。
絵を描かなくて良い場合は、ほとんど考えないでオッケーです。

 

でもデッサンをやろうとする人は、まずこの考え方を取り入れて生活してみてください。

 

そうすれば、今まで輪郭線で物を見ていた眼から→「全ての物には手前と奥が存在し、立体として捉えられる!」というように変化するはずです。知識として出来ることなのでやってみましょう。

 

おまけ:何故、輪郭線をなぞっちゃダメか?

デッサン初心者の中には、まずモチーフの輪郭からなぞって、後から直しが大変になるケースがかなりあります。
輪郭線を描くリスクとしては…
①立体感が無くなる
②直しが超大変


①については、上記で書いた通りです。
②は、モチーフが1つの場合(イチゴ1つだけ描くなど)でしたら、大丈夫かもですが、例えば、いろんな種類/色のビンのモチーフがあった場合、輪郭からなぞった描き方をしていると、ズレや間違いに気がついた時に、直すのがめちゃ大変です。

 

注意しましょう☆

 

 - 美大 ,