江戸とアート発信ブログ

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デッサン初心者向け デッサンの陰なんですけど…

      2017/01/11

デッサンの陰なんですけど…


さてさて、初心者向けデッサンシリーズもいよいよ「陰(かげ)」編です。

今までは、モチーフを立体的に観る「眼」や、モチーフを面で捉える事などをやりました。今日は、今まで以上に大事な「陰」について考えたいと思います。

 

「陰」って普段の生活では、全然気にしないと思います。だって日常生活で「陰」について考える事はほどんど無いし、無意識のうちに存在しているので「空気」と同じような存在だと思います。

 

けれどデッサンは、「陰」を第一に意識し、「陰」の存在を描き、「陰」の明暗を描きます。

 

考え方の転換をしなきゃいけないのは、日本人の多くは物をアウトラインで捉えます。が、実際、大部分の物にアウトラインは存在しません。だけど、「陰」は存在します。

 

存在しないアウトラインは捉えるが、存在する「陰」のことはあまり考えない。
↑というのが、今までの生活だったと思いますが、デッサンをやる人は、「陰」の存在をこれからの生活で意識しましょう!!

 

dkao

またまたこちらの絵で考えてみましょう。
着色されているので、若干わかりにくいですが、この女性を白黒の「陰」で見ると…


こうなります。

光の向きは左側からです。左から光が来ているので、顔の正面や脇の下などが白くなり、陰になる顔の耳側や二の腕/肩が陰になります。
どうですか?日本人が捉えがちな「アウトライン」は描かれて無いですよね?言ってみれば、陰の形を描け「絵」になってしまうという…。

 

※超重要!※
陰を描くなら、光の向きをしっかり決めなければなりません。
光の向きを意識しないと、陰は描けません。陰が描けなかったら、モチーフが存在しているように、感じられません。最初のうちは、上の絵の陰くらいはっきり描いて、陰の存在を認識しましょう。

 

「陰」は「陰」でも、その中に濃淡があります

より「陰」の濃い部分を拾ってみました。


水色◯部分がそれです。

「陰」は黒!と先入観で描くのではなく、光に近い「陰」はもちろん淡く。光から遠い「陰」はとても濃い。…など「淡い⇔濃い」の幅が広いことを意識しましょう。

 

デッサン上達のまとめ

モチーフを立体的に観る「眼」
モチーフを面で捉え

③陰を意識して描く


…です。

以上のように、デッサンや絵というのは、結構「頭を使って、考えながら」描く行為なのです。
「絵描ける人は、センスがあるからね〜」とか言う人がいますが、センスというか…絵というのは、頭を思いっきり使うんですよね。落書き程度なら良いですが、人に鑑賞してもらったり、観せる為の絵にするには、頭をフル回転して描くのです。

 

デッサンは、描いて描いて描きまくるのが上達の道です。しかし、考えながら描かないで、数だけこなすのはあまり効果的とは思えません。上記の①〜③は意識した上で、モチーフと対峙し悩みながら、描いて描いて描きまくってみましょう☆

 

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